『初心忘るべからず』

本日の稽古の中でキーワードとなったこの言葉。
少し調べてみたところ、能を大成した世阿弥さんが
「花鏡」のなかに記した言葉だそうです。

『しかれば当流に万能一徳の一句あり。
初心忘るべからず。この句、三ヶ条の口伝あり。
是非とも初心忘るべからず。
時々の初心忘るべからず。
老後の初心忘るべからず。』

つまり、三つの忘れてはいけない「初心」があるそうです。
まずは最初の時の芸の未熟さを忘れてはならないということ。
そして、芸が上達していく過程において、
その段階段階における“初心”があるのだから
その時々の初心も忘れてはいけないということ。
さらに、年老いてある程度の芸の極みにまで達しても、
これで良いと言えるような到達点はないのだから
常に新しい初心があるのだということ。

世阿弥さん、深イイですしみじみ。
本番まであと１０日。初心を大切に前進あるのみ

さて、今回のキャスト紹介は、Ａキャストでは町娘を
Ｂキャストでは産婆を演じる小池優子です
ラジオをやっているだけあって普段の会話も
とってもリズミカルでおもしろい彼女にインタビュー








Ｑ．もし自分が双子だったら？
Ａ．時々入れ替わって、周りの人たちに気づかれない
のを楽しみつつ、家族にも気づかれなくなる！！
を目標に入れ替え力を磨く♪
服とかの好みが全く違った方がおもしろいですね～。

Ｑ．小池優子の見所は？
Ａ．キャストの町娘では普段はあまり見られない
貴重な（？）キャピっぷりを、
Ｂキャストの産婆では、双子それぞれを取り上げた
後にご注目ください！！